食品粉末充填時の脱気不足と騒音対策

CASE 001

  • 処理:充填
  • 業種:食品
  • 原材料:食品粉末
  • 導入商品:バイブロパッカ

依頼内容

食品粉末の製造メーカー様から、「粉末充填時の脱気不足と使用している機械からの騒音で困っている。改善策を提案してほしい」とご相談がありました。

課題・原因

既存の設備は、電磁式振動テーブルで食品粉末を脱気しながら圧密充填を行っていました。ご要望の脱気状態に達していないのは、振幅と振動数(周波数)が一致していないこと、騒音に関しては電磁ユニット部の共振状態(固有振動数と一致したときに振動が増幅され、強い揺れを起すこと)が原因と推測されます。

提案内容

駆動源にユーラスバイブレータを使用した振動テーブル「バイブロパッカ」をご提案しました。「バイブロパッカ」は、強力・均質・迅速に圧密充填と脱気処理が行えるので、生産タクトが安定します。また、駆動部が電磁式からユーラスバイブレータに変わるので、発生していた騒音についても改善できます(当社比)。実際のサンプルテストをご覧いただき、最適な振幅と振動数での脱気・充填処理の状態を確認され、大幅に処理量を増やせる大型のテーブルサイズで導入いただけることになりました。脱気不足・騒音の解決だけでなく生産性も格段に向上できことで、お客様は大変喜ばれ、新たにもう1台ご発注をいただきました。