絡まった鉛屑を炉内へ安定定量供給

CASE 003

  • 処理:供給
  • 業種:化学
  • 原材料:鉛屑
  • 導入商品:ボウルフィーダ

依頼内容

電池製造メーカー様から、「製造工程で発生する鉛屑を炉へ投入する際の作業性や定量的な投入方法を改善したい」とご相談がありました。

課題・原因

原料の鉛屑は不規則な形状をしているため、フレキシブルコンテナバッグ(以下、フレコン)内に絡まった状態で収まっています。フレコンを解放するときに作業員が鉛屑をほぐしながら炉へ投入をしていました。また、定量的な投入ができないことから、ほぐしきれていない鉛屑の塊がそのまま炉へ投入されてしまい、炉内温度が一定に保てないという問題がありました。

提案内容

駆動源にユーラスバイブレータを使用したボウル式振動フィーダ「ボウルフィーダ」をご提案しました。「ボウルフィーダ」の上にフレコン受けを置くことで、フレコンに直接バイブレータの振動を与えられ、絡まった鉛屑の排出を可能にします。さらに「ボウルフィーダ」内では、動きの中で鉛屑をほぐすことができ、理想の状態で炉に排出されます。また、フレコン1袋分の鉛屑が溜められるサイズにすることで、投入時以外作業員が介在する必要がなく、溶解炉への定量供給が可能になります。この提案を採用いただけることとなり、納入後は、フレコン解放時以外の作業員の負担が解消でき作業効率が大幅に上がったと、大変喜んでいただけました。