アルミニウムインゴットの半自動充填計量

CASE 025

  • 処理:充填、計量
  • 業種:化学
  • 原材料:アルミニウム
  • 導入商品:フレコンスケール FS型シリーズ

依頼内容

化学メーカー様から「金属容器にランダムに入っているアルミニウムインゴットの充填・計量作業を自動化できないか」とご相談を受けました。

課題・原因

現場を確認したところ、金属容器に入ったアルミニウムのインゴットを、計量器にセットしたフレキブルコンテナバッグに作業員が一つひとつ手作業で移し替えて計量していました。金属容器の重量がバラバラのため出荷に際しインゴットの計量工程は欠かせませんが、この方法では重労働で作業員の負担が大きいうえ、何より非効率的です。原因は、フレコンバックの口が狭いこと。金属容器のサイズより小さいため、容器から一度に投入しようとするとインゴットが外にこぼれ落ちてしまうのです。また、算出された計量値も作業員が手で書き写してフレコンバックのホルダーに挿入しており、この作業も効率化の余地がありました。

提案内容

計量器への充填と計量値記入を自動化するため、「フレコンスケール FS型シリーズ」をベースに、金属容器用の反転装置を組み合わせた半自動充填計量装置をご提案しました。反転装置は反転機構付きのリフト式で、定位置に金属容器をセットするとリフトで持ち上げ反転し、一度にフレコン内へ原材料を投入します。フレコンバッグの投入口は、1m角のテーパー形シュートにつなぎますので、インゴットが外にこぼれ出る心配もありません。計量値についてはプリンタで印字できる機能が付いています。このご提案内容にお客様は、「反転機構付きリフトと合わせて提案するメーカーはこれまでなかった。これであれば現状の問題点を一度に解決できる」と喜ばれ、ご採用いただきました。導入後は、現場からも非常に好評で、続けて同商品をご発注いただきました。