水分の多い堆肥を目詰まりなくふるい分け

CASE 028

  • 処理:ふるい分け
  • 業種:リサイクル
  • 原材料:剪定枝を膨潤させた堆肥
  • 導入商品:ジャンピングスクリーン

依頼内容

リサイクル会社様から「堆肥のふるい分けを円形ふるい機で行っているが、網目の目詰まりがひどく、困っている」とご相談がありました。

課題・原因

原材料は、草や木など剪定枝を破砕し加工した堆肥です。ふるい分けの前工程で植繊機により膨潤させているため、含水率が30〜40%もある状態でした。それを10mmオーバーとアンダーに選別するために円形ふるい機を使用していたのですが、水分のせいで堆肥が網に付着し頻繁に目詰まりを起こしていました。その度に一旦ラインを止めて、作業員が網を清掃しなければなりません。繰り返される中断の影響で生産性が非常に低く、目標としている処理量の1/3程度という状況に大変お困りで、円形ふるい機に代わる目詰まりに強いふるい分け機の導入をご検討されていました。

提案内容

ポイントは原材料に含まれる水分への対策であることが明確です。そこで、波動式ふるい分け機「ジャンピングスクリーン」のType LFをご提案しました。「ジャンピングスクリーン」は、金属製の網を振動させる一般的なふるい機とは異なり、柔軟性のあるウレタン製のスクリーンマットを波動運動させてふるい分ける仕様です。開口部が伸縮し、付着した原材料を跳ね上げるので、水分の多い状態でも目詰まりを防止できるのです。実際の効果を確認するため、お客様には後日、粉体エンジニアリングセンターでのテストにお立ち会いいただきました。そして、その良好な結果にお客様もご納得され、目標の処理量を見込める形式でのご発注をいただくことができました。導入後は目詰まり問題は解決し、生産効率も格段に向上しました。目標の処理量も達成できており、とてもご満足いただいています。