粘着・固着を防止する冷却・輸送装置

CASE 007

  • 処理:供給、冷却
  • 業種:化学
  • 原材料:ゴムペレット
  • 導入商品:ボウルフィーダ、バイブロフィーダ、バイブロリフト

依頼内容

合成ゴム製造メーカー様から、「ゴムペレット同士が粘着しないように、粉をまぶしながらフレコンへ供給したい」とご相談がありました。

課題・原因

押し出し機から排出されたゴムペレットは、温度が高く柔らかいため、粘着が起こります。そのため、十分な冷却や引っ付き防止用の粉まぶしができないままフレコンへ投入されることで固着する問題がありました。

提案内容

まず、粉まぶしの実績のあるボウル式振動フィーダ「ボウルフィーダ」を選定しました。「ボウルフィーダ」は、ゴムペレットに付着しなかった粉を外に排出することなく循環できます。また、ヒアリングの結果、フレコンへの投入前に冷却もご要望とのことでしたので、スパイラル式に垂直方向へ輸送され、水冷ジャケットを入れることでその間に十分な冷却ができる「バイブロリフト」を、そしてこの2台をつなぐために「バイブロフィーダ」を組み合わせたご提案をしました。余分なまぶし粉を除去するために「ボウルフィーダ」と「バイブロリフト」の排出口手前にパンチング網も設けました。納入後は、ゴムペレット同士の固着を解決できた上、今まで充填されたフレコンを自然乾燥していた時間を大幅に短縮することができたと、お客様に大変ご満足いただきました。