廃基板・廃触媒の二次粉砕用システム
CASE 058
- 処理:粉砕
- 業種:リサイクル
- 原材料:廃基板
- 導入商品:連続式バイブロミル、電磁フィーダ
依頼内容
リサイクル会社様から「新たな設備を計画しているので、廃基板類を粉砕するためのシンプルな粉砕機を提案してほしい」とのご相談がありました。
取り扱うのは、50mm×50mmアンダーに粗破砕された廃基板や廃触媒です。それらから貴金属を回収することが新設するラインの目的で、粉砕機の要求仕様は0.5mmアンダー99%以上です。お話を聞く限りそれほど難しいものではないと思われましたが、実際の廃基板類を確認したところ、形状がまちまちな上50mm×50mmを超える大きさのものも散見され、考慮と工夫が必要なことが判明しました。そのことをお伝えすると、「心配なので粉砕機だけではなく前後機器まであわせて提案してほしい」とご要望されました。 まず、条件と必要処理量から、粉砕機は「連続式バイブロミル」のドラム容量100Lを選定しました。構造がシンプルで使いやすく、納入実績も豊富な振動ミルです。そしてオプションで2点アレンジを加えます。1点目は、投入口の標準サイズがφ100mmなので、原材料の閉塞対策としてφ150mmに広げる工夫、2点目は、現場の騒音対策として防音ボックスの設置です。前後機器としては3機種選定しました。粉砕機は2階に設置予定とお聞きしていたので、原材料を垂直輸送するためのバケットコンベヤ、「連続式バイブロミル」への定量供給機として「電磁フィーダ」、そして粉砕後に貴金属だけを選別するための円形振動ふるい、これら3機種を「連続式バイブロミル」とともにご提案しました。無事にサンプルテストも合格し採用となり、納入後は現場から「使いやすい」と大変満足していただき、同施設内2号機増設ならびに他工場でのご注文までいただくことができました。課題・原因
提案内容