微粉酸化銅の輸送・定量供給ユニット

CASE 059

  • 処理:輸送、供給
  • 業種:精密
  • 原材料:酸化銅
  • 導入商品:吸引供給装置

依頼内容

プラントメーカー様から「プリント基板の原料である酸化銅を取り扱っているが、現状のハンドリングを改善したい」とのご相談を受けました。

課題・原因

現状は、まず酸化銅を200Lのドラム缶で受け入れ、反転機を使用しホッパに移し替えていました。しかし、ドラム缶の重量は360kgあるため、その作業は大変かつ危険です。そのうえ、一定量がどうしてもこぼれてしまうという問題もあり、現場作業員からフロー自体の抜本的な見直しを要望されていました。また、その次工程であるホッパから溶解槽への切り出しにおいても、精度が低いことが課題とされていて、それも含めて解決できるプランをお求めでした。

提案内容

取り扱っている酸化銅は、粒度が10~50μmと細かいうえ付着性もなくさらさらしているので、ホッパへは吸引による輸送ができるはずだと考えました。ドラム缶から掃除機のように吸引してバグフィルタまで運び、捕集後ホッパに貯留するというフローです。この方法なら現場作業員の安全を確保でき、こぼれの心配もありません。定量供給については、揺動式アジテータ付スクリューフィーダを選定しました。200g/min(+-10%)という条件をクリアしたうえで、ブリッジせずに安定供給を行える装置です。これら吸引輸送と定量供給機をコンパクトにまとめた1台2役のユニットをご提案しました。早速テストとなり、まず吸引輸送テストでは、バグフィルタの目詰まりやドラム缶内の原料残りもなく結果は良好、そして定量供給テストでも、最大で206g/min(+3%)の範囲で安定して切り出せることが確認され、このユニットの採用が決まりました。納入後もお客様に大変好評で、同ユニットを追加で5セットご注文いただきました。