運転周波数を変更できる微粉の充填輸送機

CASE 062

  • 処理:充填、輸送
  • 業種:食品
  • 原材料:粉末かんすい
  • 導入商品:バイブロフィーダ

依頼内容

製粉会社様から「中華麺用の粉末かんすいを製造しているが、微粉なので充填時に空気が抜け切らず困っている」とのご相談を受けました。

課題・原因

製造現場を確認したところ、内袋付きの段ボールに20kgの粉末かんすいを充填し、ベルトコンベヤで包装ラインまで輸送していました。ところが、粉末内に空気が残って内袋が膨らんでしまい、段ボールのふたが閉められないという問題を抱えていました。ベルトコンベヤの1区画に、2極のユーラスバイブレータを取り付けた振動板を設置し、段ボールを揺らしながら輸送することで脱気していたのですが、その効果が十分ではありませんでした。原因のひとつと考えられるのはユーラスバイブレータの種類です。粉末かんすいは微粉のため、2極の細かい振動では空気を抜ききることが難しいのではないかと推察しました。

提案内容

振動板の区画を「バイブロフィーダ」に置き換えるプランをご提案しました。供給機として使用されることが多い機械ですが、充填輸送でも多数実績があります。振動源のユーラスバイブレータを2極ではなく4極にすることで、微粉にもしっかり対応できるはずです。お客様からもご賛同いただき、まずはテスト機で最適な設定を見極めることになりました。既設の前後設備を活かすため、長さ1m、勾配6度をキープしたうえで、10秒以内での搬送が条件です。振動機器テストセンターにその環境を再現し、振幅設定の試験を幾通りか繰り返すと、時間内に十分な脱気状態で輸送できる数値を導き出すことができました。ご覧になったお客様もとても喜ばれ、インバータ制御盤と合わせての導入が決まりました。納入後は、試運転も良好ですぐに本格稼働となり、「充填効果、搬送スピードともに満足」との評価をいただきました。また、20kgとは別に12kg品を製造することになりましたが、「運転周波数の変更だけで対応でき制御盤がとても役に立った」とのコメントもいただきました。