均し用に効果的な工夫を加えた振動応用機

CASE 063

  • 処理:均し、輸送
  • 業種:化学
  • 原材料:固形薬品、薬品袋
  • 導入商品:バイブロフィーダ

依頼内容

薬品製造会社様から「薬品袋内に詰めた固形の薬品が片寄ってしまい困っている。振動を使って均すことはできないか」とのご相談を受けました。

課題・原因

固形薬品は3cm角の立方体で、薬品袋はφ20mm×長さ200mmのビニール製です。現場では、オペレータがまず薬品袋に固形薬品を30個程度入れているのですが、どうしても中身が袋の下の方に片寄ってしまいます。そのままでは次工程の箱詰めの際うまく収まらないため、その前に一袋ずつ手作業で中身の位置を均す工程が必要になっていました。しかし、固形薬品は角張った形状のため袋内でスムーズに動かず、この作業に相当な手間と時間がかかってしまいます。これが、生産効率に大きく影響している切実な問題で、何か改善できる振動応用機はないか、どうにか自動化ができないか、と大変お困りのご様子でした。また、製品は可燃性の薬品ですので防爆仕様であることは必須条件です。

提案内容

固形薬品と薬品袋のサイズや形状を見る限り、単純に振動を与えただけで均すのは、難しいことが明白でした。何か「別のアプローチ」が必要です。そこで、まずはいくつかの方法でテストを行うことにしました。選定した振動応用機は「バイブロフィーダ」です。供給機として使用されることが多いのですが、カスタマイズを加えやすいため、本件に必要な「別のアプローチ」のベースに適していると考えました。トラフにせきや段差を設けたり、その形状や数を変えたりとテストを繰り返した結果、ようやく効果的な仕様にたどり着きました。「バイブロフィーダ」投入側に2種の高さの階段を5段設け、さらに中央に仕切りを加えることで、顕著な効果を確認できたのです。この結果を受け、これらのカスタマイズを施し、防爆形ユーラスバイブレータを搭載したトラフ幅300mm×長さ1200mmの「バイブロフィーダ」をご提案し、採用が決まりました。納入後は、期待通りの結果で「均し作業がまったく不要になり、箱詰め時間も大幅に短縮された」と感謝のお言葉をいただきました。